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2024.03.21

【学生の活躍】日本と台湾の異文化理解活動に参加

 226日、台湾の淡江大学からの特別聴講生5名と本学学生2名が石垣市石垣中学校で異文化交流活動を行いました。石垣市は古くから台湾との交流があり、毎年双方の児童や生徒が親善交流を行っています。今回の企画は、石垣市と台湾の交流活動をさらに深めたいとの思いで企画されました。

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 当日、学生たちは午前中に日本の中学校の授業を参観、その後給食を一緒に食べて、午後から台湾の生活習慣、中学生の生活、台湾語などに関する講演をしました。この冬に石垣でインターンシップを行っていた国際学部と外国語学部の学生2名も一緒に参加、大学のない石垣市で生徒達にとって、大学生との交流も有意義な機会となりました。

 麗澤大学と石垣市は2017年に包括協定を結びました。それにより、日本、タイ、韓国、台湾、ドイツからの学生が約1ヶ月間ホテルでのインターンシップを行ったり、高大連携活動として地元高校での交流授業を行ってきました。今回の活動は、観光だけではなく国際交流、人材育成の観点で石垣市とのつながりをさらに深めるために、昨年から石垣市教育委員会と協議を進めて実現したものです。「留学生を含めて大学が地域と連携しながら小学生や中学生と協働していくことは、10年後20年後の社会を作るための種まきをしているようなこと。地域と台湾の交流に微力ながら貢献できることは、大学のソーシャルインパクト創出の点でも重要なことである」とこの企画を進めてきた山川和彦教授は話しています。

 なお、今回の文化交流活動に参加した学生たちは23月にかけて石垣市内のホテルにてインターンシップも行っています。教室での日本語活動とは違う実践的なコミュニケーションが、留学生の今後の活躍に直接つながると思います。また、日本人学生もホテルの様々な業務を体験させてもらっています。

 参加した学生は「日本で働くのは初めてで、自分の日本語が通じてうれしかったトイレットペーパーを三角に折ることや電話の位置をまっすぐに整えるなど、日本のおもてなしが細かなところまでなされていることを実体験として理解した」と感想を述べています。