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大学について麗澤大学×SDGs
【開催報告】麗澤大学SDGsフォーラム2022を開催しました
2022年12月17日(土)、麗澤大学SDGsフォーラム2022を開催いたしました。
今回のフォーラムでは、3名の専門家・研究者による講演に加え、本学学生(グループ)を対象として、SDGsに関連した社会的課題の解決に関するアイディアコンテストを実施いたしました。
徳永学長による開会挨拶で始まったフォーラムの最初の講演は、筑波大学生命環境系 教授 内海真生 様による「水はSDGsのすべての目標と関係しているーThink Globally, Act Locallyー」です。生態系の維持には水が必要不可欠であり、水に関連する様々な汚濁・汚染課題についてご講演いただきました。
続いての講演は、公益財団法人イオン環境財団 専務理事兼事務局長 山本百合子 様による「持続可能な社会構築に向けて私たちが出来ること」です。イオンはラテン語で「永遠」を意味し、基本理念である「お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する」を軸として、大手流通業であるイオンがこれまで取り組んできたことを中心にご講演いただきました。
続いての講演は、スタディサプリ教育 AI 研究所所長 小宮山 利恵子 様による「新時代の学び戦略」です。小宮山様はNewsPicksなどの各種メディアにも出演されています。講演では、AIと5Gテクノロジーを中心として、変化する将来の仕事を示し、そのために変わる教育としてテクノロジーやデザイン、アントレプレナーシップの重要性について指摘されました。
SDGs学生プレゼンテーションコンテストでは、社会貢献・ボランティア部門と経済・ビジネスモデル部門の2つに分かれ、それぞれ5つ、6つのプレゼンテーションが行われました。今回のプレゼンテーションではアイデアだけでなく、実践をしていたりプロトタイプを製作しているものを中心としたプレゼンとなっており、学生ならではの視点を活かした、独創的な内容であり、審査員の皆様からも「聞いていて、楽しく頼もしい発表ばかりだった」と好評でした。
SDGs学生プレゼンテーションコンテスト 出場チーム
〇社会貢献・ボランティア部門(5組)
1)「三方よし×SDGs廃校再生プロジェクト(駒田仁、今城一夏他)」
2)「インドネシア少数民族と環境保全活動(中屋美里)」
3)「PLAS+カンボジアでの教育支援活動(殖木美桜、坂井柚葉他)」
4)「プアン・タイ北東部での貧困+教育支援活動(舘田汐里他)」
5)「ケニア・貧困×教育=貧困削減プロジェクト(入江翔大)」
〇経済・ビジネスモデル部門(6組)
1)「Re: Bottle」(米元未来、小林凜、大川悠希)
2)「フェアトレード・カフェマシーン」(浅川紗輝、薬師神綺美、安田穂乃花)
3)「ネクストロー」(安藤卓真、金子紀輝、並木巧真、畔蒜達希)
4)「投票証明でWIN-WIN-WIN」(石原海音、後藤吏人、昼間勇希)
5)「アップサイクル+edu plus」(勝山朋美)
6)「バナナdeビール」(秋山詩歩 荒井秀祐 片山裕貴 野崎来菜 谷口航太郎)
審査の結果、社会貢献・ボランティア部門の最優秀賞は「ケニア・貧困×教育=貧困削減プロジェクト」(入江翔大)です。入江さんは実際にケニアで教育を軸とした貧困削減プロジェクトを行っており、今後も継続的に関わっていきたいと話されていました。
また、経済・ビジネスモデル部門の最優秀賞は「バナナdeビール」(秋山詩歩 荒井秀祐 片山裕貴 野崎来菜 谷口航太郎)です。安価に取引がされているバナナの価値を上げるために柏市地元企業である柏ブルワリー(代表:梅崎様)と協働で、バナナビールという新たな商品を開発し、今後は開発したビールの認知度を上げて販売していきたいと話されていました。
このほか、後援会特別賞を受賞した「三方よし×SDGs廃校再生プロジェクト(駒田仁、今城一夏他)」、「ネクストロー」(安藤卓真、金子紀輝、並木巧真、畔蒜達希)の2チームには後援会長から賞状および副賞が授与されました。
今城さん、安藤さんと阿部後援会会長
麗澤大学SDGs学生プレゼンコンテストの入賞作品については、次のYouTube動画にてご覧いただけます。
- 入賞作品の発表動画はこちら (※YouTubeに飛びます)
最後に、松島委員長による閉会挨拶が行われ、本フォーラムは成功裏に終了しました。
学生プレゼンコンテストに参加した学生からは「次回もまた出場したい」という声が多く聞かれ、今回のフォーラム開催がSDGsを達成するために「日常生活で自分ができること」を真剣に考える絶好の機会となったことが実感されました。