深谷 友理
深谷 友理 (FUKAYA, Yuri)
職名
助教
学部
経営学部
学科
経営学科
専門分野

・管理会計学
・マネジメント・コントロール・システム

研究テーマ

マネジメント・コントロール・システムによる従業員の行動促進効果の解明

学歴

・明治大学大学院経営学研究科経営学専攻博士後期課程 修了
・明治大学大学院経営学研究科経営学専攻博士前期課程 修了

取得学位

・博士(経営学)(明治大学)
・修士(経営学)(明治大学)

受賞歴

・2024年度学会賞 奨励賞(日本組織会計学会)2024年7月
・2023年度学会賞 優秀発表賞(日本組織会計学会)2023年12月
・2022年度学会賞 論文部門(国際戦略経営研究学会)2022年10月

主要経歴

・浦和大学社会学部 非常勤講師
・明治大学経営学部 助手

学術論文

・創造的チーム活動の管理を支援するマネジメントコントロールシステム, 原価計算研究, 49(1-2), pp.56-68, (2025.7). 共著
・コントロールシステムの併用による動的な緊張に関する先行研究レビュー, 経営学研究論集(明治大学), 61, pp. 56-73, (2024.9). 単著
・The Synergetic Effect of Belief System, Diagnostic Control System, Interactive Control System on Frontline Employee Behavior, Journal of Strategic Management Studies, 15(2), pp.89-100, (2024.3). 単著
・Diversity Management Outcomes: Quantitative Verification of the Climate for Inclusion in the Japanese Hotel Industry, Sustainability Management and Network Management, pp.125-137, (2023.7). 共著
・The Effects of Budgetary Control System, Belief System and Employee’s Perception of Empowerment: A Test of Three-way Interaction, Journal of Strategic Management Studies, 14(1), pp. 31-44, (2022.9). 単著
・Four Levers of Control System Impact on Frontline Employees’ Initiative Job Improvement, Journal of Strategic Management Studies, 13(1), pp.1-15, (2021.9). 単著
・コントロールレバー理論における4つのシステムの相互依存関係, 経営学研究論集(明治大学), 54, pp.61-80, (2020.9). 単著
・信条コントロールと他のコントロールの相互補完関係に関わる研究課題設定, 経営学研究論集(明治大学), 53, pp.191-209, (2020.2). 単著

その他

【学会発表のProceedings】
・Relationship where the climate for inclusion encourages employee initiative through budgetary control and hoshin management, Proceedings of International Conference on Engineering Business Management (ICEBM2023), pp.46-51, (2023.8).
・The influence of three management control system on frontline employees, Proceedings of International Conference on Engineering Business Management (ICEBM2023), pp.52-55, (2023.8).
・The mediating effect of learning on the relation between belief system and job improvement behaviour, Proceedings of International Conference on Engineering Business Management (ICEBM2022), pp.30-33, (2022.8).
・The synergetic effects of belief system and budgetary control system depending on the contextual factor, Proceedings of International Conference on Engineering Business Management (ICEBM 2021), pp.36-39, (2021.8).
・The Complementary Effect of Systems of Levers of Control Framework on Employee's Behavior, Proceedings of International Conference on Engineering Business Management (ICEBM 2020), pp.55-59, (2021.2).


【学会等での報告発表(一部)】
・注意の方向付けとマネジメントコントロール:業績状況によるコントロールメカニズムの差異の検証, 日本原価計算研究学会第51回全国大会, (2025.8.23).
・マネジメントコントロールシステムの相互依存関係に対する信条システムの調整効果, 国際戦略経営研究学会2024年度年次大会, (2024.9.21).
・チームのパフォーマンスを高めるコントロールシステムについての実証研究, 日本組織会計学会2023年度第6回全国大会, (2023.7.15).
・ダイバーシティマネジメントと包摂的風土による退職移行の抑制: ホテル業A社における量的検証, 日本組織会計学会2023年度第6回全国大会, (2023.7.15).
・An empirical analysis of mechanism for synergetic effect of control systems on frontline employees, 国際戦略経営研究学会2022年度年次大会, (2022.10. 1).

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教員プロフィール

2025年度より経営学部にて、簿記や管理会計関連の授業を担当しております、深谷と申します。自然豊かなキャンパスと活気に満ちた学生の皆さんとともに学び、成長できる日々を楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。

教職員への一問一答

好きな言葉(座右の銘)を教えてください。
『「いま、ここ」を真剣に生きる』です。好きな言葉というよりは、岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)の好きな一節です。特に、自分自身をありのまま受け入れることで、他者を思いやる「利他の心」を持ち、そして、過去や未来にとらわれず、目の前の出来事や周囲との関わりを大切にすることで、「いま、ここ」を自分らしく前向きに生きることができるという教えを大事にしています。
休日の過ごし方や趣味を教えてください。
休日は家でのんびり過ごすことが多いです。特に何かをするわけではありませんが、研究に取り組んだり、たまに映画やアニメを鑑賞したりしています。
大学4年間で「学生に訪れてほしい場所」はどこですか?その理由も教えてください。
アメリカの西海岸に位置するシアトルです。私が大学時代にゼミ活動の一環で訪れた思い出の地です。シアトルは、AmazonやMicrosoft、Starbucks、Boeingなど…世界的企業の本拠地として知られており、現地はまさに活気があふれています。座学だけでは学ぶことができない貴重な経験であったなと感じます。前回訪れたのは冬の時期でとても寒かったので、次回訪れる際は夏のシアトルを堪能したいです。
大学4年間で「学生に読んでほしい本」は何ですか?その理由も教えてください。
私が大学時代に読んだ中で最も思い入れのある一冊、ジェームズ. C. コリンズとジェリー. I. ポラスの『ビジョナリーカンパニー: 時代を超える生存の原則』(日経BP出版センター)を紹介します。本書では、企業が長期的に存続するための共通点を分析し、ビジョンの視点から企業継続のための法則を紹介しており、この本をきっかけに現在も研究を続けています。本を読むことは知識の幅を広げるだけでなく、モノの見方や考え方を深めるきっかけになるので、大学時代に是非多くの本に触れてみてください。
専門分野に興味を持ったきっかけは何ですか?
会計学に興味を持ったきっかけは、大学1年生の頃に資格を取得しようと日商簿記検定の勉強を始めたことです。その後、管理会計に出会い、会計と経営の両方を実務的に学べる点に魅力を感じました。会計という大きなフレームワークの中で様々な要素が関わり合い、深く考察すればするほど新たな発見があることに惹かれたのだと思います。
専門の研究は社会にどう活かされていますか?
管理会計は、企業や組織が日々の意思決定を行い、業績を管理していくうえで欠かせない仕組みです。私はこれまで、予算管理や業績評価といった管理会計手法の設計方法だけでなく、現場の従業員が組織全体の目的に沿いながら自発的に行動できるよう促すための運用方法について研究してきました。今後も、管理会計研究の視点から実務に役立つ知見を提供し、社会に貢献できるよう日々精進していきたいです。
麗澤大学の好きなところはどこですか?
緑豊かで広々とした綺麗なキャンパスです。学生たちが屋外で和気あいあいと交流している姿を見ると、活気にあふれた素敵な雰囲気だなと感じます。また、学生との距離が近く、講義に関することだけでなく、日常の話や近況などの様々な話をしてくれるため、学生と気軽にコミュニケーションをとれる点も大きな魅力です。