松井 勇起
松井 勇起
職名
准教授
学部
経営学部
学科
経営学科
専門分野

・メディア論
・思想史
・社会学
・図書館情報学

研究テーマ

・メディア知識人論
・空気論
・先見の明
・小市民

学歴

・筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士後期課程 修了
・筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士前期課程 修了
・筑波大学情報学群知識情報・図書館学類 卒業

取得学位

・博士(図書館情報学)(筑波大学)
・修士(図書館情報学)(筑波大学)
・学士(図書館情報学)(筑波大学)

受賞歴

・戦略研究学会第5回研究奨励賞(戦略研究学会)

主要経歴

・株式会社七夕研究所CKO
・和光大学非常勤講師
・聖徳大学文学部文学科非常勤講師
・東京科学大学戦略本部特任専門員
・八洲学園大学非常勤講師
・文教大学文学部非常勤講師
・明星大学非常勤講師

著書

・『情報資源組織演習 情報メディアへのアクセスの仕組みをつくる 第2版』 共著 ミネルヴァ書房 (2025年3月)
・『情報資源組織論』 共著 東海大学出版会 (2020年4月)
・『情報サービス論 情報と人びとをつなぐ図書館員の専門性』 共著 ミネルヴァ書房 (2018年3月)

学術論文

・「暗殺と壮士の機能から見える「一般意志」 相沢事件の分析から」 『八洲学園大学紀要』21号 単著 八洲学園大学生涯学習学部 (2025.3)
・「キリスト教主義学校の生徒・学生等のイメージとキリスト教主義学校の設置目的の考察―東京都・神奈川県在住の若年層を対象とした調査結果から」 『F1000Research』12号 共著 F1000 Research Ltd (2025.10)
・「非線形現象への対応と空気操作における意思決定者の類型 序説 天才・秀才・先見者類型の再考」 『八洲学園大学紀要』20号 単著 八洲学園大学生涯学習学部 (2024.3)
・「加藤秀俊の新書メディア戦略 中公新書「刊行のことば」から見えるプラグマティズム」 『情報メディア研究』21号1巻 単著 情報メディア学会 (2022.5)
・「加藤秀俊のタフネス性と先見性 中井正一のメディウム・ミッテル概念を用いた考察」 『図書館情報メディア研究』19号1巻 共著 「図書館情報メディア研究」編集委員会 (2022.3)
・「フリーライダーの思想的基盤 ミクロ的行動に限定された認知とリスクなき無責任」 『八洲学園大学紀要』18号 単著 八洲学園大学生涯学習学部 (2022.3)
・「「空気」、そして「空気」の操作主体に対する社会科学的考察 富永恭次陸軍中将・東條英機陸軍大将間の組織内コミュニケーション行為分析より」 『戦略研究』27号 共著 戦略研究学会 (2020.10)
・「現代組織における「宦官」とは 三田村泰助『宦官』の組織論的再解釈」 『八洲学園大学紀要』16号 単著 八洲学園大学生涯学習学部 (2020.3)
・「メディア知識人論から見た加藤秀俊論 実感論争における他人指向型社会への評価に焦点を当てて」 『情報メディア研究』19号1巻 単著 情報メディア学会 (2020.1)
・「メディア知識人を典型とする煽動行為者の範囲から見る人間類型 承認欲求と界の戦略との関係」 『図書館情報メディア研究』16号1巻 単著 「図書館情報メディア研究」編集委員会 (2018.9)

その他

・「思想の科学研究会、70年座談会」『思想の科学研究会年報』1号 共著 思想の科学研究会 (2019.4)

先生をもっと知りたい

教員プロフィール

大学院博士後期課程在学中から、主に司書資格取得のための科目を教えてきました。専門分野はメディア論ですが、情報というものをdataやinformationの視点から見る情報学・メディア論が多い中で、intelligenceやpropagandaの視点からも大いに見るだけでなく、当時の指導教員をはじめとするお世話になった先生方のもとで叩き込まれた思想史・社会学の方法と大学で学び授業で教えた図書館情報学の観点も相当に入り、結果組織論・戦略論や人間類型と接合する摩訶不思議な組み合わせになっています。

教職員への一問一答

好きな言葉(座右の銘)を教えてください。
「天国にいたる真の方法はただひとつ、すなわち地獄行きをさけるために地獄にいたる道を学ぶこと」(ニッコロ・マキャベリ)
相当にこの言葉には感銘を受けたらしく、人間が直視したくないような人間や社会の闇ばかり分析して暴いて、その苦い処方箋を書くような研究ばかりしています。転じて、組織や戦略の改善に役立ちます。
休日の過ごし方や趣味を教えてください。
趣味がない、あるいはあらゆるものが研究対象に見えてしまう職業病を患っているからか疲れた脳や体を癒すために眠ることが第一です。第二に研究に役立ちそうな文献を分野問わず恐れずつまみ食い的に読書して病を悪化させます。とはいえ、美味しいものを食べたりするとMPが回復する感覚がしますので、大量の情報の渦に飲まれている自分が人間であることを思い出せます(?)。
大学4年間で「学生に訪れてほしい場所」はどこですか?その理由も教えてください。
上野の博物館・美術館群はどれもお勧めですが一つだけ選べと言われたら国立科学博物館です。展示内容自体も毎度勉強になりますが、分かりやすく伝えるサイエンスコミュニケーションの在り方、展示方法のメディア論的手法など様々な角度から学びが得られます。
大学4年間で「学生に読んでほしい本」は何ですか?その理由も教えてください。
大学で古田博司先生から「先見者」などの斬新で「その概念を知るだけで世界の見え方がかなり変わる」概念の威力や、そうした概念を自力で見出す基礎訓練を直々に学び今の研究の中核を作っています。『ヨーロッパ思想を読み解く』『旧約聖書の政治史』等に纏められています。その他古典は後々になって効くのでなるべく読むことを勧めます。例えば、博論でオルテガ『大衆の反逆』やブルデュー『ディスタンクシオン』、中井正一『美学入門』や野中郁次郎他『戦略の本質』にはお世話になりっぱなしでした。
専門分野に興味を持ったきっかけは何ですか?
中学時代受けたいじめの嫌な経験や、中高校生の時に見た北朝鮮の拉致事件や韓国や中国の反日運動、そして東アジア諸国を支持するメディア知識人に対する様々な思索の結果、何故か図書館情報学を学ぶ場に入って「社会で暴れ炎上し空気を操作し人々を操るメディア知識人」というテーマの着想を得ました。これを仕事とすべく公務員試験対策をして防衛省などを受けようかと悩んで当時の指導教員である後藤嘉宏先生に「民間や公務員は、組織に入れば組織の中だけでしか動かせない」とのアドバイスを受け研究者の道を進みました。
専門の研究は社会にどう活かされていますか?
古代中国の宦官から現代のお局様やダークトライアド・サイコパスまで、「無責任故に魅力的で空気を操り自己利益だけを追求し組織や戦略を破壊する」存在は多く存在します。これを抑えるには先見の明ある全体と長期を見抜き不都合な真実を突きつける諫官的な存在が不可欠ですが、当然社会からは嫌われます。以上の話は儒学、大衆社会論、社会的ジレンマ論、信頼社会論、システム論など様々な形で表現され、論じられ、相応の実績も挙げてきました。再編成してより効果を高めたいと思います。
麗澤大学の好きなところはどこですか?
街中にある大学なのに自然が豊かであること、教員による学生指導が極めて熱心でこまめなこと、そして何より「道徳教育」の大学だけあって学生の礼儀が正しいことです。