小高 新吾
小高 新吾 (ODAKA,shingo)
職名
教授
学部
経済学部
学科
経済学科
専門分野

・金融論
・通貨制度
・金融システム

研究テーマ

・経済政策
・国際金融
・アジア・中国経済
・地域経済

学歴

・早稲田大学政治経済学部 政治学科卒業

取得学位

・学士 (政治) (早稲田大学)

主要経歴

・麗澤大学経済学部 教授
・お茶の水女子大学グローバルリーダーシップ研究所 客員教授
・日本銀行(静岡支店長、釧路支店長、香港事務所長、金融研究所情報技術研究センター長)
・外務省在中国大使館 一等書記官
・埼玉大学大学院 非常勤講師

著書

・『文理融合・データサイエンス入門』共著 共立出版 (2021.10)
・『経済指標の見方・使い方』共著 東洋経済新報社 (1993.10)
・『変貌する国際金融市場』共著 金融財政事情研究会 (1993.3)

学術論文

・「静岡県企業の海外展開と当地産業の空洞化への対応」『静岡県金融経済トピックス』共著 日本銀行静岡支店 (2017.7)
・”Profits and Balance-sheet Developments of Japanese Banks in Fiscal 1996” Bank of Japan Quarterly Bulletin 共著 Bank of Japan (1997.11)
・「中国におけるインフレの動向と中国人民銀行の金融政策」『にちぎんクォータリー』第11巻第1号 単著 日本銀行 (1996.3)

その他

・静岡経済研究所機関誌(2016・2017・2018年各1月巻頭特集)、金融財政ビジネス(時事通信社、2016年6月)、静岡県労働者福祉基金協会機関誌「ワークライフしずおか」(2017年冬号)などに地域経済関係の論考を寄稿
・釧路新聞へのコラム連載(2012年11月~12月)、静岡新聞へのコラム連載(2016年7月~9月)

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教員プロフィール

日本銀行に35年あまり在籍し、内外の金融・経済に関する様々な仕事に携わってきました。国内では、北海道・釧路や静岡の支店長、海外では香港の事務所長や、北京(中国)大使館の一等書記官などの仕事も経験し、地域経済の現場から、国際金融・経済、特にアジア・オセアニア各国の政府・中央銀行との交流まで、幅広い経験を積んできました。
こうした経験を踏まえ、学生の皆さんと一緒に学ぶ中で、金融経済に関する知識とともに、社会で生きていく上で考えるべきこと、国際性や他者理解といったことの大切さなどにも気づいてほしいと思っています。

教職員への一問一答

好きな言葉(座右の銘)を教えてください。
「常に新しい吾であれ」を心がけています。日々の努力と挑戦の積み重ねで、いつも昨日の自分より成長している自分でありたい、と願っています。その意味で、親がつけてくれた名前(新吾)はとても気に入っています。
休日の過ごし方や趣味を教えてください。
学生時代から合唱が趣味になっています。今でも、時々、気の合う仲間と一緒に歌っています。異なる個性を持つ声が、力を合わせて美しいハーモニーを作り上げる過程はとても楽しいものです。
また自然に触れることも好きで、軽い山歩きなどもしています。机にばかり向かっていると、どうしても煮詰まってきますので…
運動は音痴ですが、野球、サッカーなど、スポーツ観戦も大好きです。
1週間の休みと100万円が自由に使えたら、どこで、何をしますか?
かつて赴任した香港や北京、あるいは出張で度々訪れたロンドンやバーゼル(スイス)、フランクフルトやワシントン、ニューヨークなどを回りたいですね。1週間で全部は厳しいでしょうが、懐かしい知り合いとの話の中から、新しい知見が得られると思います。
過去の1日で、「もう1度やり直せる日」があるとしたら、それはいつで、どうしたいですか?
これまで、多くの素晴らしい人との出会いに恵まれた人生を送ってきました。その意味で、やり直して何かを変えたいとは思いませんが、数限りない失敗も含め、全部同じように再体験したい、という気持ちもあります。
大学4年間で「学生に訪れてほしい場所」はどこですか?その理由も教えてください。
東京に出かけた際には、日銀本店にある貨幣博物館に是非立ち寄ってください。東京駅から徒歩圏内、土日も開館していますし、入場無料です。1985年に開館した小さな博物館ですが、設立30年目の大きなリニューアルには自分も携わりました。お金とはどのようなものか、お金の価値を安定させることがなぜ大切なのか、といったことを考える良い機会になると思います。
そして学生時代には、世界中どこでも興味を持ったところにあちこち出かけ、自分の目で世の中を見つめ、自分の頭で考える訓練をするのが、とても大切だと思います。どこに出かけるのも良いと思いますが、米国、欧州はもちろん、アジアなどにも幅広く出かけてください。日本にとって地理的に近い国こそ、知ったつもりになって、知らないことがたくさんあると思います。
大学4年間で「学生に読んでほしい本」は何ですか?その理由も教えてください。
学生の皆さんには、気になる本をとにかくたくさん読んでほしいと思います。小説でも、学術書でも、和書でも洋書でも構いません。多くの本を読む中で、自分の人生に影響を与えるような出会いが必ずあると思います。
その中で、読んでほしい本をあえて一冊と言われれば、「人を動かす」(デール・カーネギー)を薦めます。何か他人を操るテクニック本のように見えるかもしれませんが、そうではありません。社会に出ると、色々な人との人間関係を構築しなければなりません。その中で、あの人はどうしてああなのか、どうして考え方が違うのか、などと悩むことが必ずあると思います。多くの場合、自分の行動を少し変えるだけで、そうした問題は改善に向かいます。本書を読むと学ぶところが大きいはずです。