2023年1月27日、東武鉄道株式会社本社（東京都墨田区）にて、同社との連携活動報告会を開催しました。

　本学では、「PBL 型の学びを 1 年生のうちに体験し、その後の学生自らの発案による PBL につなげること」を狙いとした「麗澤・地域連携実習」という科目が設置されています。当企画はその「応用編」として、大澤義明客員教授のはからいの下で、東武鉄道株式会社との連携プログラムとして立ち上がりました。

　外国語学部・経済学部・国際学部それぞれの有志が集い、本学柏エリアを走る東武アーバンパークラインの駅やその周辺地域の調査、分析を通して、「東武アーバンパークラインの活性化案」を提案することを目標に、約3ヶ月をかけて活動を行ってきました。

　当日は、本学学生が検討してきた提案を同社「沿線開発部」の社員にプレゼンテーションをし、その後フィードバックやディスカッションをし、その内容を深めました。

　参加学生たちは、上記の通り、実際に沿線各駅や周辺地域に足を運び、寺社や商業施設の数や項目を洗い出し、映像や動画を用いた視覚的なイメージ図も作成し、沿線地域の魅力や観光客を呼び込む策を提案しました。同社の社員からは、学生ならではのオリジナリティあふれる斬新なアイデアと、着眼点を高く評価いただきました。ディスカッションの中では、「考え出したアイデアをどう利益に結びつけていくか」、「常に世の中のことに関心を持ち、トレンドを認識すること」等、さらに一歩踏み込んだ課題をご提示いただきました。

　こうした活動で受けた学びや刺激が今後の学生たちにとって貴重な経験となったことでしょう。参加学生の更なる活躍を祈っております。

　ご多忙の中、このような意見交換の場をいただき、そして学生たちが話しやすい和やかな雰囲気をつくってくださった、東武鉄道の皆様に心より、感謝申し上げます。