お知らせ

イベント
学生生活
教育・研究
2023.07.24

【開催報告】ギャビン・バントック名誉教授 著書寄贈記念イベント

 本学で1937年から続いている「麗澤大学英語劇グループ」(以下、英語劇グループ)に50年以上携わっているギャビン・バントック名誉教授が書き下ろしたシェイクスピア作品の舞台シナリオ全35巻からなる著書『Shakespeare for Student Actors』が、本学図書館に寄贈されました。これに伴い、74()に寄贈記念イベントが図書館内特設展示スペースにて開催され、英語劇グループの現役学生に加え、卒業生・教職員など学園関係者約40名が集いました。

 この日はバントック名誉教授のお誕生日ということで、寄贈記念イベントに先駆けて廣池理事長からのサプライズで大きなバースデーケーキが登場。参加者全員で祝福し、会場は和やかな雰囲気に包まれました。

  • IMG_9048.JPG              バントック名誉教授夫妻を囲んで、お誕生日を祝福

 サプライズイベントに続き、寄贈記念イベントの司会進行を務めたのは、英語劇グループの卒業生でもある外国語学部 田中俊弘 教授。初めに、ご来賓の長崎県平戸市長で本学卒業生の黒田成彦様よりご挨拶をいただいた後、バントック名誉教授と来日前から親交のある田中駿平名誉教授、そしてバントック名誉教授をきっかけにイギリスの詩人ジョン・ミルトン研究を始められた前学長の中山理特別教授よりお祝いと感謝のスピーチが贈られました。その後、同じく英語劇グループの卒業生であり、本イベントを主催する図書館館長の黒須里美教授より、今回寄贈された書籍の価値の高さと、展示品ついて紹介されました。

IMG_9100.JPG
黒須教授による展示紹介。著書や貴重図書の他、歴代の英語劇名場面を収めたパネルが並んでいます。

 その後は、英語劇グループの在学生・卒業生による寸劇を実施。卒業生代表として、麗澤大学 森川嘉之教授がシェイクスピアの名セリフを披露。次に、現英語劇グループの2名が、7月1日に公演したばかりの英語劇「Sleeping Beauty」の一コマをパフォーマンスしました。現役メンバーの寸劇後には、バントック名誉教授より英語劇グループ顧問のバトンを引き継いだ、マーウィン・トリキアン教授よりお祝いのスピーチがありました。そして、大トリを飾ったのは、バントック名誉教授。寸劇が始まると、会場の空気は一変。力強く迫力のある演技に釘付けになりました。

  • IMG_9120.jpg
  • IMG_9141.jpg

 さらに、英語劇グループの卒業生であり、長年英語劇グループやOB劇団の音楽を担当しているフォークデュオの永森久隆さんと澤田次郎さんが、英語劇グループゆかりの曲を生披露。普段は静かな図書館ですが、歌声と手拍子に包まれながら、英語劇グループの思い出に浸る優しい空間となりました。

IMG_9157.JPG

 最後に、英語劇グループの卒業生でもある堀内一史副学長が大学を代表して「英語劇グループは私たちの人生に明るい光を灯してくれた気がしています。今回寄贈された著書は皆さんの財産であり、本学で長く続く英語劇グループの伝統の1つの成果が表れています。これを引き継ぎ、益々発展させていくのは私たち、そして学生です。今回のイベントは、この伝統をしっかり受け止めた上で、私たちの感性で広げ、高めてくことを胸に刻む良いイベントになったかと思います。」とコメントを述べ、これまで築かれてきた英語劇グループの長い歴史と温かさを感じた本イベントは閉会しました。

 今回、寄贈いただいた著書『Shakespeare for Student Actors』は9月21日(木)まで図書館の特別展示スペースで飾られた後、実際に手に取って読むことができるようになります。