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教育・研究
2021.01.15|最終更新日:2021.02.03|
観光・地域創生専攻NEWS(2020年度)-vol.1
『世界遺産観光と地域振興についての考察』
観光・地域創生専攻NEWS(2020年度)-vol.1
2020年4月より、経済学部経済学科に「観光・地域創生専攻」が開設されました。本専攻では、経済活動としての観光を多⾯的に学び、地域活性の⽅法を考えます。今回、髙橋秀樹教授のゼミナールに所属する4年生が卒業研究として取り組んでいる「観光と地域づくり」の成果の一部を、8回のシリーズでご紹介します。
本専攻での学生それぞれの学びを、ぜひご覧ください。
『世界遺産観光と地域振興についての考察』
浅木 健太(経済学部経済学科経済専攻4年)
2019年3月現在、全世界の世界遺産登録数は1,092件であり、その数は今後もさらに増え続けるとされている。
世界遺産の登録は、文字通り遺産の存在を世界中に知らしめることとなるため、大きな観光振興効果(経済効果)が期待され、各国における登録申請への取り組みのモチベーションになっている。我が国でも既にいくつもの世界遺産が登録され、暫定リストにはさらなる登録を目指す候補がリストアップされている。世界遺産を守り伝えることと、登録によりもたらされる経済効果をどのように両立させていくかが問われている。
我が国が「観光立国」を宣言してまだそれほどの時は経過していないが、インバウンドの数は急激に増加を見せている。我が国には独自で多様な魅力をもつ観光資源が多く有り、それが訪日外国人客を魅了している。そして、国内の世界遺産はそれらの観光資源の中で重要な位置を占めている。
私は、国内外の世界遺産の観光資源としての活用状況・問題点などを把握し、我が国を代表する世界遺産である日光東照宮、輪王寺、日光二荒山神社を含めた「二社一寺」を対象に実地調査を行い、その評価も加えた上で、持続可能な世界遺産観光のあり方について研究を進めている。
観光・地域創生専攻NEWS(2020年度)一覧
Vol.3 『世界遺産観光とGo Toトラベル事業の実態調査に基づく考察』