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2023.06.09

【開催報告】ワーキングホリデーの経験とその後のキャリア(ZOOMセッション)

 麗澤大学の学生の中には、1年間休学してカナダなどでワーキングホリデーを経験し、その後復学して卒業していく学生が一定数います。コロナ禍でそうした流れが一旦止まっていましたが、再び、そのような可能性を検討する学生が増えてきたようです。

 そこで、カナダでのワーキングホリデーを経験し、現在社会人として活躍している2人の卒業生をスピーカーとしてお招きして、外国語学部英語・リベラルアーツ専攻長の田中俊弘教授がファシリテーターとなり、2023520日(土)17:30からと67日(水)20:00から、「カナダ・ワーキングホリデーの経験とその後のキャリア」と題する2回のZOOMセッションを開催しました。カナダに限らずワーキングホリデーや海外で働くことに関心を持つ学生向けのイベントです。

 第1回目(520日)は、3年次にワーキングホリデービザを取得して休学し、バンクーバーの語学学校で学んだ後、カナディアン・ロッキーの観光地バンフで働いて帰国した近藤夏樹さん(外国語学部英語・英米文化専攻〔現英語・リベラルアーツ専攻〕2018年卒)にお話しいただきました。近藤さんは、卒業後にシンガポールの航空会社でCAとして働いた後、今度はイギリスでのワーキングホリデーを経て、現在はヨーロッパ・マルタ島のゲーム会社の人事で働いています。カナダでは具体的にどのように仕事探しをしたのか、費用はいくらかかったのか、提携校への留学やCo-op留学ではなくワーキングホリデーを選んだ理由は何か、卒業が遅れることに不安はなかったのか、英語力はどのくらい伸びたのかなどの質問にも丁寧に答えて頂きましたし、ワーキングホリデーでの仕事探しや苦労談など、経験者にしかできない具体的なお話しが非常に興味深く、自分で道を切り拓いていく情熱が伝わる内容に、参加した学生も大いに感銘を受けた様子でした。

 第2回目(67日)は同じく3年次にワーキングホリデービザを取得してトロントの語学学校で学び、トロントのシネコンプレックスなどで働いた鷺谷渉さん(外国語学部英語・英米文化専攻〔現英語・リベラルアーツ専攻〕2019年卒)にお話しいただきました。鷺谷さんはBATなどを経て、現在はDyson社の人事に勤めています。トロントを行き先に定めてから、現地で語学学校をいくつか見学して通う学校を選ぶまでの手順、履歴書を配り歩いてシネコンプレックスでの仕事を得るまで、そして働き始めてからの苦労談、そしてご自身のその後のキャリアにワーキングホリデーの経験が生きている話や、人事担当者の視点で、留学やワーキングホリデー経験がアピールになる話などもして頂きました。麗澤大学入学からワーキングホリデーに行くまでにTOEICの点数がかなり伸びたという話があったので、どうやって英語力を伸ばしたのかという質問を受け、それに対して具体的な勉強法やモチベーションの高め方などについても紹介していただき、参加者にとって色々と考えるきっかけになったようです。

 大学としてワーキングホリデーを特に推奨しているわけではありませんが、とはいえ、経験者の多くが英語力やコミュニケーション力に自信を得て、その後のキャリアに生かしていることは確かですし、具体的にそういう道を考える学生に経験者の先輩からアドバイスをしてもらえる機会を作れたことは非常に有意義であったと考えています。

 忙しい中、後輩のために時間を割き、仔細にわたる説明をしてくださった近藤夏樹さんと鷺谷渉さんに、この場をお借りして改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

  • ●近藤さんZOOM.jpg2023520日オンラインセッションでの近藤夏樹さん
  • 霑題陸縺輔s縺ィ逕ー荳ュ20190820謌千伐.jpgCA制服姿の近藤さんと田中俊弘教授(20198月の成田空港にて)
  • 鮃コ隹キ縺輔sZOOM.jpg鷺谷渉さんと参加者たち(20236月7日、セッション中の写真)
  • 鮃コ隹キ縺輔s閾ェ蟾ア邏ケ莉九せ繝ゥ繧、繝医y.png鷺谷さん自己紹介スライド