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2022.01.19

【開催報告】麗澤大学SDGsフォーラム2021を開催しました

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12月21日（火）、対面とオンラインにて「麗澤大学SDGsフォーラム2021」を開催しました。3回目となる今回のフォーラムは、第1部基調講演、第2部 SDGs学生プレゼンコンテストの2部構成で行いました。
第１部基調講演では、「国際性」と「知徳一体」を教育の柱とする麗澤大学にふさわしく、SDGsに精通した4名の専門家の方々に講演をいただきました。
第２部SDGs学生プレゼンコンテストでは、本学学生（グループ）が課題解決力を磨くべくSDGsに関連した社会的課題の解決に関するプレゼンコンテストを実施しました。

徳永学長による開会挨拶で始まり、第１部の基調講演①「SDGsの全体像」は、麗澤大学国際学部・SDGs推進プロジェクト委員長の松島正明教授が、「SDGsの進捗と課題」と題して、COVID-19の影響により多くの目標達成が困難になっている現状や、世界が直面する諸課題について講演されました。そして、麗澤大学では、学生主体の活動が活発であり、学生・教職員の意識が向上しつつあること、パートナーシップが徐々に活発化していることを報告されました。最後に、SDGsは地球規模の課題であるが、日本国内の問題に置きかえて「自分事」として捉えることが極めて重要であると、力強いメッセージをいただきました。

基調講演②「環境問題×SDGs」では、カメラマン・フォトジャーナリストの道城征央氏が「SDGsをベースとした生物多様性の保全を考える」と題し、撮影で何度も訪れている美しいミクロネシア連邦のごみ廃棄事情や、道城様が代表を務める団体と本学の学生団体ジャパネシアとコラポレーションして行ったクリーンアップキャンペーン、そして地元市民とのゴミ拾い活動など、ご自身の体験に基づいた貴重なお話いただきました。学生たちは、「SDGsを私ごとに考える」また「18個目のSDGsを考える」ことの大切さ、そして行動へ移すヒントを得ることができました。

基調講演③「自治体×SDGs」では、柏市企画部経営戦略課　主幹　松下尚樹氏が「柏市におけるSDGsの活用」と題し、庁内・市民のSDGs認知度に関するアンケート結果から始まり、柏市における行政の役割やSDGs活用の考え方や活用場面の具体例についてご講演頂きました。そして、持続可能なまちづくりの実現に向けて、多様な主体とのパートナーシップを実現していくと、SDGs推進に向けた今後の展望についてお話されました。学生たちは本学が所在する柏市の活動を知ることで、地域活動においてもSDGsは大きなテーマとなることを学びました。

基調講演④「ビジネス×SDGs」では、株式会社すかいらーくホールディングス　内部監査室　リーダー　神田誠氏が「すかいらーくが進める「SDGsの取組み」」と題して、活動の内容や本学経済学部とも行っている産学連携授業の意図について、講演されました。CSRマテリアリティ（重要課題）を特定するにあたって、SDGsが示す社会課題を参照しCSR推進に取り組んでいることについて、具体的な事例をお話いただき、学生たちはSDGsをビジネスに取り込むプロセスや繋がりを学ぶことが出来ました。

第2部のSDGs学生プレゼンコンテストは、「持続可能な社会の実現のために、未来に向けて、私たちができること」をテーマとして、「社会貢献・ボランティア部門」「経済・ビジネス部門」の各部門で1次選考を通過した8グループがプレゼンテーションを行いました。各グループのアイディアは、学生ならではの視点を活かした、独創的な内容であり、会場からは「昨年度よりレベルが上がりましたね」と驚きと好評の声があがりました。

審査の結果、最優秀賞は「社会貢献・ボランティア部門」は、貧困層の子どもの学力向上を目指し、どんな環境であろうと一人でも学習できるノウハウを養えるよう、特に児童養護施設の子どもへのアプローチを提案した「HFC」チームが受賞しました。「経済・ビジネス部門」は、食糧不足を避けるために"みみず"で環境負荷の少なく持続可能なたんぱく源を生産するビジネスモデルを提案した「おからみみず」チームが受賞し、それぞれの代表者に徳永学長より、賞状と副賞が手渡されました。

そして、麗澤高等学校SDGｓ研究会「earth」の皆さんによる活動報告がなされました。「earth」は、中高生合わせて60名と大人数で、レモネードスタンドやフェアトレードコーヒーの企画をはじめとする10のプロジェクトを立ち上げ様々な活動にチャレンジしており、その活動内容は全国の大会でも評価され、数々の賞を受賞しております。

最後に、松島委員長による閉会挨拶が行われ、本フォーラムは成功裏に終了しました。フォーラムを通じて、SDGsを達成するために「日常生活で自分ができること」「未来に向けて自分ができること」を真剣に考える絶好の機会となったことが実感されました。

■麗澤大学SDGs学生プレゼンコンテストの開催報告はこちらをご覧ください