工学部 工学科

ロボティクス専攻

ハードウェアとソフトウェアの両方の技術を土台に
より良い社会に貢献するロボットを創造する

専攻の特⻑

  • 専攻の特⻑
  • プログラミングやデータ分析といったソフトウェアに加え、ロボットなど各種機器を実際に製作するハードウェア分野も学習します。実際に手を動かして知識を定着させる体験学習を重視。「ロボットをどのように社会や人の役に立たせるか」という視点から、技術の活用方法や展開の仕方なども学びます。

    3つのポイント

    • 数学や物理、ロボティクスに関する基礎を実践的な授業を交えて学ぶ
    • ロボットの多様な活用事例を通して、目標や興味を見つける
    • 3D・CADや3Dプリンタを活用した設計・制作演習を通して、ロボット開発に取り組む

4年間の流れ

デザイン思考とハード・ソフト両方を学んだ
課題解決エンジニアの育成

  • 1年次

    数学・統計学・物理・情報の基礎を固め、デザイン思考を学ぶ

    4年間の学びを着実に支えられる数学、統計学、物理、情報の基礎をしっかりと固めつつ、課題解決に取り組む上で必要なデザイン思考や、工学を学びエンジニアとなる上で必要な基礎知識を身に付けていきます。
    セミナーにおける具体的なプロジェクトへの取組(PBL)を通じ、実践のためのスキルを体験的に学修するとともに、より高度な課題解決に向けた工学技術の必要性を実感し、その後の専門の深化に向けた高いモチベーションを醸成します。

    微分積分基礎・応用、線形代数基礎・応用、幾何、物理基礎、力学、デザイン思考A、初年次セミナー

  • 2年次

    機械工学やロボティクスにおける基礎・専門知識を身につける

    1年次に築いた基礎を元に、機械工学、ロボティクス、メカトロニクスの基礎的な知識や、センサ、アクチュエータ、機構、制御などロボティクスにおける専門的な知識・技術の学びを始めます。同時に、機械工作、電子工作、ロボット製作や設計などの実習・演習により実践的なスキルを学修します。ロボットシステムがどのように社会において活用されているかの実事例を学ぶ専門講義科目も選択可能となり、より高いレベルでの社会課題解決に向けた知識・技術を修得していきます。

    機械工学基礎Ⅰ・Ⅱ、ロボティクス基礎、センシング工学、ロボット製作実習、ロボット制御

  • 3年次

    設計・製作の演習型の授業を通して、実践力を育成

    これまで築いた基礎の元に、制御工学、知能ロボット、ヒューマンインターフェースなど、それぞれの関心等に応じてより専門性を高める知識・技術を学びます。ロボット設計や知能ロボットシステムなどの演習を通じて、より高度でロボティクスの専門エンジニアとして認められ得る実践力を修得します。
    各ゼミにおけるPBLも、プロジェクト型となり、実社会に出てからも通用する実践的な力を育成するものに発展します。

    知能ロボットシステムⅠ・Ⅱ、制御工学Ⅰ・Ⅱ、ヒューマンインターフェース、プロジェクト研究A・B

  • 4年次

    より良い社会に貢献するロボット開発の創造を目指す

    これまで修得してきた基礎から専門分野における知識・スキル等を元に、卒業研究としてそれらを活用し、具体的なテーマ設定のもとに社会課題解決につながるプロジェクトを企画・推進します。その際、企業や地方行政機関等と連携したリアルなプロジェクトに取り組む機会も考えられます。
    専攻で学んだ専門科目に加え、AIやデータサイエンスなどの知識・技術をロボットシステムに活用できる、実社会で必要とされる知識とスキル等を有した次世代のエンジニアが育成されます。

    卒業研究、ロボティクス特論A・B・C

授業紹介

  • ロボティクス基礎

    担当:鈴木 高宏 教授

    ロボティクスを学ぶ上で基礎となる、実社会での実例や歴史、各要素技術から知能、システムまで、幅広く各項目を一通り学ぶ講義です。専門を学ぶ上での入口となるだけでなく、今後社会の各方面で活用の拡がりが予想されるロボット・AIについては文系も含めて関わりが広く考えられ、より多くの方に関心を持って学んでほしい科目です。

  • ロボット製作実習

    担当:大岡 昌博 教授/鈴木 高宏 教授/津村 幸治 教授/永田 和之 教授

    この講義では、ロボット製作に必要となる基本として、校舎の実習室に揃えられた各種の工具・器具・工作機械の扱い方や各種機械的要素、また電気・電子工作の基本について手を動かしながら学んでいきます。さらにロボットキットを用いたグループによる製作実習体験により、学んだ基礎を自らの発想に活かせる力を育成する実習科目です。

  • デザイン思考入門(全学リベラルアーツ)

    担当:大澤 義明 教授

    デザイン思考はサービスのユーザーやビジネス顧客の問題解決に焦点を当てたアプローチで、本講義ではそのプロセスを学び、実践しながら体験します。身近にある課題を観察・共感することから始め、フィールドワークやデータ活用を通じてアイデアを生み出し、実際の課題解決に応用することを目指します。

取得できる資格

TOEIC®/ITパスポート/基本情報技術者試験/応用情報技術者試験/Python3エンジニア認定基礎試験/(公財)CG-ARTS協会 Webデザイナー検定 ベーシック・エクスパート/(公財)CG-ARTS協会 マルチメディア検定 ベーシック・エキスパート/MOS(Microsoft Office Specialist)/日商簿記検定3級/統計検定試験3級・2級

⽬標とする進路

メーカー(機械・電気・自動車など)、IT、物流、医療・福祉、ロボティクス技術の活用を進めたい各種行政機関や企業、スタートアップ・ベンチャー企業など