国際学部学部長メッセージ

人をつなぎ、学問をつなぎ、
世界をつなぐ。
めまぐるしく変化する国際社会に、
揺るがない力を。

急速なグローバル化が進む現代、私たちの日常には多様な価値が氾濫しています。価値の多様化は、新たな"発見"や"出会い"の機会を生み、社会を活性化させる一方で、人々の間に様々なストレスをもたらし、 "生きにくさ"の原因にもなっています。現代社会が直面するこうした課題に、どう向き合って対処すべきなのか...。
2020年、麗澤大学が社会に向けて発信するひとつの"回答" が、「多様な価値との共生」を掲げた国際学部の設立です。

国際学部では、異なる文化や価値を"つなぐ"ことで何が起きるかを研究します。人々がこれまで蓄積してきた様々な"知恵"を材料に、それをつなぐことで、世界を変える化学反応を起こす...、これが国際学部の考え方です。外国人留学生を含めたクラス編成や、人文科学から社会科学までの幅広さを持つカリキュラム、教室の中と外をつなぐGateway Projectの打ち出しなどは、すべてこうした考えに基づくものです。私たちはこれをもとに、国際学部の考え方を語る次のような物語(ストーリー)を作り上げました。

異なる異質の2本の澤が合流すると、新たなひとつの力強い流れが生まれます。
その新たな流れは、もはや元の2本の小さな麗しい澤とは別の価値を持った新しい流れとなり、やがて海へと流れ出していく。
この海のかなたに広がっているのは「世界」。そこには我々がまだ知らない「新たな価値」「新しい知のあり方」という"宝物" が隠されているはず。
この宝物を探し求めて荒海の大航海に打って出る帆船が⼀隻。乗組員は、総勢約200名。
決して大きくはないが、傷つきながらも確かな足取りで"知の冒険" を続ける⼀団。
これが国際学部です!

私たちは、共にワクワクしながら"知の冒険"にチャレンジしてくれる仲間(crew)との出会いを望んでいます。世界にとって、良いこと、役立つことを⼀緒に考えてみませんか。

国際学部長野林 靖彦