秋山 千亜紀
秋山 千亜紀 (AKIYAMA, Chiaki)
職名
准教授

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教員プロフィール

三重県伊勢市出身で、修士課程まで伊勢で過ごしました。博士課程進学を機に茨城県つくば市に移り、帰省時に自分が首都圏の価値観に無意識のうちに影響を受けていることに気づきました。地方出身者として、首都圏と地方の常識の違いを認識し続けたいと思います。
また学位取得後は、大学、国立研究所、民間企業で働き、その間に結婚、出産、育児を経験しました。とくに子育てからは学ぶことが多く、年齢に関係なく、新たな発見や成長があることを感じています。

教職員への一問一答

好きな言葉(座右の銘)を教えてください。
『自分の常識は他人の非常識』予想外のことが起こると、「えっ、なんで!」と戸惑いを感じることもありますが、「まぁ、そんなことも起こるよね」「そういう考え方もあるよね」と状況を受け入れて、「じゃあ、どうしよう」と次の手を考えるようにしています。『自分の常識は他人の非常識』と唱えると、自分を含む誰かが悪いわけではなく、ただただ考え方の違いがそこにあるだけなので、状況を冷静に把握しやすくなる気がします。
休日の過ごし方や趣味を教えてください。
家族と過ごします。子どもが小さいので、大きな滑り台のある公園を一緒に走り回っています。本気を出したかけっこで、子どもに追い抜かれる日が今から楽しみです。
大学4年間で「学生に訪れてほしい場所」はどこですか?その理由も教えてください。
まずは国内からとすると、首都圏のお住まいの方は首都圏以外に、首都圏以外にお住いの方は東京を訪れてください。最終的には日本を飛び出して海外に行ってください。生活圏を飛び出して、いつもとちょっと違う日常が同時に存在することを知って欲しいです。そうした小さな発見の積み重ねが、知識を経験に変換する一番の手段だと思います。
大学4年間で「学生に読んでほしい本」は何ですか?その理由も教えてください。
日本で学ぶ大学生の方には、源氏物語のような古典から、夏目漱石、森鴎外、谷崎潤一郎、三島由紀夫、山崎豊子などの小説をお勧めします。これらの本を読み進めると、現代との意外な共通点が見つかります。例えば、家族や友達関係で悩んでいたとしても昔からよくあることだと思えたら、自分の直面している悩みの解決方法が見つかる気がしませんか。大学時代の読書経験はその後の人生の基盤となってくれると思います。
専門分野に興味を持ったきっかけは何ですか?
テレビアニメ「地球SOS・それいけコロリン」を観たこと。地球環境問題をテーマにしており、世界・日本・沿岸部、内陸部、都市といった様々なスケールで問題が起こっており、何かをしなくてはいけない、と子ども心に思いました。そして大学時代にリモートセンシングやGISという環境を広域にモニタリングできる技術に出会い研究を進めるうちに、データから読み取る現象の背景にある人の生活に興味を持ち、博士課程にて地理学・空間情報科学の分野に足を踏み入れて現在に至ります。
専門の研究は社会にどう活かされていますか?
「〇〇問題」と言っても、地域の条件(地形、交通条件、土地利用、人口、年齢構成など)によって問題の捉え方が異なります。場所の特性をデータとして自治体の方にお示しすることで、地域の当事者間での議論の材料として活かして頂いています。
麗澤大学の好きなところはどこですか?
キャンパスです。キャンパス内は、静かで緑も青空もとても綺麗で、そこで学ぶ人も働く人も穏やかに過ごせているように思います。また校舎、事務室、研究棟を行き来すると自然と散歩になって良いリラックスになっています。