寺本 佳苗
寺本 佳苗 (TERAMOTO, Kanae)
職名
教授
学部
経営学部
学科
経営学科
専門分野

・企業倫理、企業と社会、経営哲学

学歴

・麗澤大学国際経済学部国際経済学科 卒業
・立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科修士課程 修了
・麗澤大学大学院国際経済研究科博士課程 修了

取得学位

博士(経営学)(麗澤大学)

主要経歴

・明治学院大学経済学部 非常勤講師
・京都大学経営管理大学院 特任研究員
・戸板女子短期大学国際コミュニケーション学科 非常勤講師
・宮城大学事業構想学部 非常勤講師
・麗澤大学大学院 ポストドクター
・横浜商科大学経営情報学科 非常勤講師
・麗澤大学経済学部 非常勤講師
・富山短期大学経営情報学科 専任講師
・就実大学経営学部経営学科 准教授

著書

・『利他の構造』 共著 (分担執筆第2章「制度化を通じた利他の拡がり」) ミネルヴァ書房 (2021年11月)
・『簿記スタートブック』 共著 (分担執筆第8章、第9章)創成社 (2021年4月)
・『企業経営のエスノグラフィ』 八巻惠子編(分担執筆第4章「会社の規範は社員に受け入れられるか」 東方出版 (2020年3月)
・『企業倫理と社会の持続可能性』「経営理念浸透のダイナミズム」編著 麗澤大学出版会(2016年2月)

学術論文

・企業倫理研究の変遷ー企業倫理研究論文のレビューを通じて 特別号、30-36頁 単著 (2022年3月)
・企業倫理研究の潮流 モラロジー研究第87号、3-10頁 単著 (2021年10月)
・JAL社員の意識はどのように変化したか−「利益」概念に着目して 麗澤大学企業倫理研究センターワーキングペーパー、第19号、55-79頁 共著 (2018年11月)
・Analysis of corporate scandal reports from risk perception International Conference on Business Management, Journal of Management Science, Vol.2, pp.87-94. 単著(2011年12月)
・個人規範と組織規範の統合に関する一考察―規範間対立の解消を通して ビジネス・マネジメント研究、第8号、73-82頁. 単著 日本ビジネス・マネジメント学会(2012年1月)
・組織戦略のコンテクストデザイン 『コンテクストデザイン戦略―価値発現のための理論と実践―』、135-156頁. 共著 芙蓉書房出版(2012年11月)
・Present Situation of Cause Related Marketing in Japan Journal of Management Science, Vol.3, pp.87-94. 単著 International Conference on Business Management(2012年12月)
・経営哲学の浸透に関する考察―組織内コンフリクトの対応に注目してビジネス・マネジメント研究、第11号、37-50頁. 単著 日本ビジネス・マネジメント学会(2015年1月)
・経営理念浸透のダイナミズム 『企業倫理と社会の持続可能性』、54-71頁. 共著 麗澤大学出版会(2016年2月)
・CSRにおける組織間の協調―紛争鉱物問題をめぐる同種異種組織のつながり 組織学会大会論文集、第5巻第2号、10-17頁. 単著 特定非営利活動法人組織学会(2016年12月)
・紛争鉱物問題の解決に向けた同種異種組織の集合の動き 日本経営倫理学会誌第25号、61-74頁 単著 日本経営倫理学会(2018年2月)

その他

・企業倫理研究に関する考察:文献サーベイを中心として 日本経営倫理学会、第29回研究発表大会 (2021年6月)
・Spread of Institutions and Ideas on Human Rights Issues in the Supply Chain IUAES Congress 2020: Legacies and next generation anthropology (2020年3月)
・A study of the Cooperation of organizations regarding social issues IUAES 2019 Inter-Congress: World Solidarities (2019年8月)
・社会的課題に関わる制度の生成プロセスに関する考察 日本経営システム学会全国研究発表大会講演論文集、20-23頁 (2018年10月)
・Difficulty and possibility of fieldwork in study of the management philosophy 単独 IUAES 2016: World anthropologies and privatization of knowledge.(2016年5月)
・CSRにおける組織間の協調 単独 2017年度組織学会年次大会報告要旨集、16-22頁.(2016年10月)
・同種異種組織間の協同を通じた制度の生成と普及に関する実証研究―紛争鉱物問題への対応を巡って 単独 日本経営倫理学会、第25回研究発表大会予稿集、55-61頁.(2017年6月)

先生をもっと知りたい

教職員への一問一答

好きな言葉(座右の銘)を教えて下さい。
弱い心を抑える時に言葉が助けになります。大切にしている言葉が3つあります。1つめは「飛躍のための後退」、ケストラーの言葉です。博士論文を執筆している時に、指導教授の髙巖先生から教えていただきました。努力投入をしてきたことが現時点では目に見えた成果になっていないと感じても、やがては実を結ぶと思って踏ん張ることができます。あとの2つは経営者の研究をしている中で学んだ「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり」、「足るを知る」です。仏教の言葉だそうで、私が実行することはとても難しいです。常に頭に置いておこうと思いますが、気が付いた時にはどこかに行っていて、反省することが多いです。
休日の過ごし方や趣味を教えてください。
休日は子どもを遊びに連れて行き、翌週平日分の食事を作ります。家事の多くは家電にお任せですが、食事の支度は自分でしています。原材料をポンと入れたら、完成品までサクッと仕上げてくれる家電シェフが出てくることを心待ちにしています。その家電の維持管理が容易で、豊富なレシピに対応可能だと最高です。
趣味は本(主にミステリー)を読むこと、映画を見ること、音楽を聴くことです。写真にカーソルを当てるとDVDが出てきますが、これらの映画は以前の同僚に教えてもらいました。今は本や映画に時間を費やすことはほとんどありませんが、音楽(主にボサノバ、DVD一番左)には今も親しんでいます。
1週間の休みと100万円が自由に使えたら、どこで、何をしますか?
私だけのお休みなのか、子どももお休みなのかで違います。私だけのお休みであれば、やりたい仕事をします。
過去の1日で、「もう1度やり直せる日」があるとしたら、それはいつで、どうしたいですか?
「やり直したい事」を考えてみたら、「やり直すべき事」が山のようにありました。一日ではどうにもなりません。
大学4年間で「学生に訪れてほしい場所」はどこですか?その理由も教えて下さい。
自分の価値観に衝撃を与えてくれる場所に訪れてほしいです。価値観を構築し直すことは大変ですが、それをするのは柔軟性に富んでいる若い時が適切でしょうし、その後の人生が楽になると思います。
大学4年間で「学生に読んでほしい本」は何ですか?その理由も教えて下さい。
特にありません。興味の赴くままになんでも手に取って読んでほしいです。年を重ねると自分自身のためだけに時間を割きにくく、また、多くの人は筋肉の老化に伴い細かい字も見えにくくなると思います。本を読むハードルが高くないうちにどんどん本を読み、本の楽しさに気が付いてくれると嬉しいです。